広島でAI搭載チャット型ガイドによるデジタル観光案内サービス実証を開始
当社は、2025年5月に採択された令和7年度「観光庁_観光DX推進による地域活性化モデル実証事業」における取組みの一環として、保有するパーソナライズ技術関連特許を活用した多言語対応AI観光コンシェルジュサービス「TAIGEE」(タイギー)の実証を開始します。<br> <br> 本実証では、WEB上のAI搭載チャット型ガイドである「TAIGEE」の運用により、以下の目的の達成を目指します。<br> <br> ①旅行者の回遊を促進<br> 広島県は世界的にも知名度が高い観光スポットを有する一方で、宿泊や消費の少ない通過型の観光地であり、周遊型への転換が課題となっています。本実証では観光客にも人気の高い原爆ドームのある広島市と厳島神社のある廿日市市において、まだ知られていない多種多様な施設・グルメ・体験アクティビティ等の情報を、「TAIGEE」が提案することで旅行者の回遊促進を促します。<br> <br> ②観光案内所の業務をDX<br> 観光案内所や観光施設等に当サービスのQRコードを配置し、旅行者の待ち時間の短縮や、案内スタッフの負担軽減を図ります。旅行者のニーズが多言語化・多様化しているなか、スタッフがより高度な対応が求められる相談に集中できる環境を整えることで、旅行者の満足度向上に貢献します。<br> <br> ③地元経済の活性化<br> 本取り組みにより蓄積される旅行者のニーズや行動データを、産官学コンソーシアム「エリアプラットフォーム・カミハチキテル(<a href="https://kiteru.site/">https://kiteru.site/</a>)」において共有・連携し、観光と各事業者の事業活動との接続を図ることで地域の経済活性化を目指します。<br> <br> <br> ■実証期間<br> <br> 2025年11月8日(土)から2026年1月12日(月)<br> <br> (※本実証期間終了後も「TAIGEE」サービスは継続予定)<br> <br> <br> ■「TAIGEE」概要<br> <br> ・名称由来:観光やおでかけの情報を調べる「たいぎい※」を解決したい、また「たいぎい」という言葉に代表される広島独自の文化を楽しんでほしいという思いから。<br> <br> ※「面倒くさい」「だるい」と言った状態を表わす広島の方言<br> <br> <br> ・特徴:<br> <br> 1)チャット型で操作が簡単<br> <br> 2)アプリダウンロードやID登録不要で使えるシームレスなガイド体験<br> <br> 3)地元ならではの情報が豊富で「地元の人に聞く」感覚を提供<br> <br> ・URL:<a href="https://taigee-guide.com/">https://taigee-guide.com/</a><br> <br> 今後は、本取り組みをAI等の先端技術を活用したDXのロールモデルとして、観光・交通・小売・広告・防災・業務支援など各専門事業者と連携し、全国各地での市場展開を目指します。<br> <br> 当社を中核子会社とするFCホールディングスグループは、今後も培ってきた技術とオープンイノベーションを融合した新しい価値の創造により、国内外の地域活性化及び社会の持続的発展に貢献します。<br>
